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2007年08月15日 プリンタ制御ボード開発完了大連での小型プリンターを制御するプリンターボードの開発が完了しました。 担当範囲以外のデバッグや、ハードウェアの不具合を発見したり、ハードウェアの性能評価まで行う中国スタッフの技術力と姿勢に大変喜んで頂きました。 これからも、今まで以上に、お客様に満足していただけるように努力していきたいと思っております。 2007年07月01日 プリンタ制御ボード開発小型プリンターを制御するプリンターボードの開発を中国大連で開始しました。 開発担当部分は、プリンター制御ファームウェアの開発で、ハードウェアを直接制御する必要がある為に、ハードウェアの知識も、マイコンの知識も必要になる開発です。 もちろん、ICE、各種測定機器を使いデバッグや制御精度の確認を行います。 今まで中国では難しいと思われていたような開発も中国でも問題なく対応できるようになりました。 さらにコストダウンも期待できる中国オフショア開発は、これからのメジャーとなるでしょう。 2007年05月12日 大連のお土産
労働節に大連に戻った社員からお土産をもらいました。 お茶とお酒で、お酒には2つのグラスが入っていました。 お酒には何か説明書のようなものが入っていたのですが、何を書いてあるかよくわかりませんでした。 休み明けに中国語のわかる友達に聞いてみようと思っています。 2007年04月19日 オフショア開発成功でメジャーに積極的な中国オフショア開発で業績を大幅にアップしている京都のメーカーがあります。 一社が成功し、本格的な競争に入った時点で中国オフショア開発はメジャーになり、必須になるのでしょうね。 今年は面白い年になりそうな予感です。 2007年04月17日 エビデンスソフトウェアの品質を証明する為にエビデンスが求められています。 蓄積してきた多くの過去データと、経験をベースにソフトウェアの品質を「科学的根拠」から証明することができます。 品質を可視化し、品質メジャーで基準を定めることで、ソフトウェアの品質が数値で表現できます。 オフショア開発では普通ですが、貴方の中でもメジャーですか? もし、メジャーでないなら、エビデンスにどうやって答えることができますか。。。 2007年04月13日 日本人SEはレベルが低い
●日本人SEはレベルが低い(by 中国人読者) これは、私も常々感じていることです。 反対に言うと、ほとんどの日本人エンジニアの技術力が低下しており、未だに10年以上も前の開発手法を行っているソフトハウスも少なくありません。正直多いです。 そんな中で、上流工程以外は全てオフショア開発に移行しようとしている企業もあります。 長年の取り組みの成果か、ソフトウェアの開発はハードウェアの開発とは異なり難しい面もあるのですが、今では失敗することはほとんど無いようです。 これを見て、開発の業界も上と下の差がどんどん広がっていくようで怖いのと、海外のエンジニア、海外企業の進出が急増しているので今後がどうなるのかなぁと思って心配しています。 でも、僕は中国側でもあるので問題ないのですがね。 (* ^ー゚) 2007年04月12日 大阪市のICT企業に選ばれました2007年04月01日 今回のオフショア開発結果
スケジュール遅れも無く、順調に完了し納品も完了しました。 気になるコストですが、13人月程度で、日本国内の開発の1/3程度でしょうか。 但し、ハンドリングする側のエンジニアのコストは多少割高になりますが、全体からしたら微々たるものでしょうね。 今期から、より本格的に中国オフショア開発を推進していきます。 今回の開発で、また新しいオフショア開発のコツを見つけました。 日本側の能力と、日中の信頼関係が思った以上に重要ですね。 2007年02月28日 ここに刺繍、、、攻撃!
昔、アパレルメーカーの社員が中国の縫製工場に服のデザイン画(左胸のあたり)に、『ここに刺繍』と指示を書き込んだら、出来上がった服の左胸にロゴが刺繍されずにきっちりと、”ここに刺繍”と刺繍されていたそうです。 笑い事ではなく、ソフトの仕様書でも同じことが言えます。 今日、久々にやられました。 中国で作成された仕様書で解り難いところがあったので、『図などで解り易く説明すること』と仕様書に書き込んでスキャンして送り返したら、更新された仕様書には、”図などで解り易く説明すること”としっかり書き込まれていました。 これこれ、これが中国の人達が一生懸命に考えてくれた証しなんだと嬉しくなるんですよね(笑)。 今も昔も変わっていない部分があるんですね。 これを笑っていられるのは、こういう不具合を未然に防げる開発システムが構築されているからで、事前検証ができなければ仕様の思い違いによりあちこちで不具合が発生することになります。 でも、この話しは大連での話しではなく、別の中国の会社での話しです。 DGOでは品質管理部門でシステム的に何重にもチェックするので、こんなミスはありませんから。 2007年02月26日 オフショア開発に必要なもの
これからのソフトハウスは何か特殊な技術を持つか、海外ベンダーをハンドリングできないと生き残るのは難しいと思われます。 ”海外ベンダーのハンドリング=オフショア開発”に必要なものはやはり一番に技術力だと思います。発注側、受注側のどちらでも請負で仕事ができることが必須になります。 大手コンサルティング会社が言うように、請負で仕事ができる体質に改善することがソフトハウス経営者の急務だと強く感じます。 これは、日本の国策がそれを要求しているのですから逃れることは不可能だと感じています。 二番目は、一番目の会社の体質を請負体質へ変えていく為の資金力があるかどうかだと思っています。大手企業や利益があるソフトハウスは体質改善に投資もできますが、それができなければ条件の悪い仕事しかこなせない負のスパイラルに巻き込まれるのは確実だと思います。 研究レベル以下のソフトウェア開発(設計、実装、デバック、テスト、メンテナンスなど)は日本より海外で行うのが主流になりつつあります。 そう考えると、ここ数年で楽をしたツケが今になって出てきたようですね。 一流と言われる企業はちゃんと取り組んでいますよ、やっぱり。 2007年02月24日 懐かしいホームページ昔の情報を見たかったのでバックアップしていた2004年までのクルーのホームページ(CREW EXPANSION)を再度公開してみました。 既に中国に開発用の分室を置いていたんですね! CGI関係で動作しない部分もあるかと思いますが一応全てアップしました。 この頃は、技術者育成に力を入れており、電脳技術道場なるものを主催していました。 当時はITエンジニアを目指す未経験者が多かったので、この教育プログラムはパッケージとして販売したこともあるのですが、今はIT業界で働きたいという人が少ないので人材を集めるのが大変です。 現在はオフショア開発向けに別のプログラムを幾つか企画していますので、実績がでれば紹介したいと考えています。 2007年02月18日 新しい仲間
大手企業さんでの作業になると偽装請負にならないように派遣契約で業務を行わなければなりません。弊社は昔から国際人材派遣や招聘についての業務経験が豊富なので、既に十分対応できるシステムを構築しているので全く問題ありませんでした。 2007年02月10日 脳細胞の能力アップ訓練は困難頭が良いか悪いかの基準は一概に言えないと私は主観的に考えています。 頭が悪い⇒A)脳細胞の能力は優れているが能力を引き出す方法を知らない 本題ですが、優秀な海外のエンジニアは脳細胞の能力自体が優れていて、能力を引き出すことができます。そういうエンジニアが今現在日本に挑戦してきています。 具体的に例を述べると、 ①貴方の会社の日本語は使えるが頭の悪いエンジニアを東大の大学院を卒業させて、世界的な最先端ITエンジニアに育て上げる。 貴方は、①と②のどちらが簡単で現実性が高いと考えますか? ①はほぼ100%実現不可能ですよね! IT企業の財産は人材(人財)です。 オフショアベンダーのコントロールできません。 太いパイプはどんどん海外に繋ぎ換えられていますよ。 海外ベンダーに対抗できる品質管理、プロジェクト管理でお悩みであればご相談下さい。 少し表現が偏っているかも知れませんが、あくまでも抽象的な例なので、ご理解下さい。 2007年02月04日 ソフトウェア品質管理の重要性最近、ソフトウェア開発のアウトソーシングが増加し始めています。 常駐請負が本格的に禁止されたこともあると思いますが、技術力向上、上流開発工への参加、程利益率アップを目指すと下請へのアウトソーシングが不可欠になるからだと思います。派遣では技術の自社内留保や継承が困難な為にメーカーは既に派遣とコンプライアンスを重視したアウトソーシングの双方を使い分ける方向で動いています。特にアウトソーシングでは下記に示す通り海外での開発が急激に増えており、今後これらは下請会社やソフトハウスにも大きな影響となるでしょう。 しかし、アウトソーシングで問題になるのが品質管理です。 ソフトウェア品質管理については以前から色々な取り組みが行われていますが、特に最近は品質管理の甘さによる不具合発生が目立ちます。単に技術力が低下しただけでは無く、今までの技術ではカバーできなくなってきた開発規模、開発環境変化(納期、新技術の短期間導入など)の影響が大きいと思われます。 社内での品質管理はもちろん、下請会社に対する品質管理の指導も必要になってきます。特にオフショア開発では慣習の違う海外のエンジニアを指導し品質管理を周知させることは重要なプロセスです。 正直、簡単なことではありません。 しかし、解決方法はあります。 過去の経験、ソフトウェア品質の可視化、開発プロセス標準化を自社の開発工程と融合させて運用することで対処することが可能です。 このへんがノウハウで、私達が日中共同で築き上げたコア・コンピタンスになると考えています。 http://hotwired.goo.ne.jp/original/maegawa/041026/02.html ・・・これは1995年と2000年のソフトウェア輸入額を種類別にみたものであるが、最も伸び率が高いのはカスタムソフトである。つまり、構成比をみれば、OSなどのベーシックソフト、ワープロや表計算などが含まれるアプリケーションソフトの方が大きいが、輸入額が一番伸びているのは受託開発型のソフトウェアなのである。 こうした数字は「外国のソフトウェアに比べて日本のソフトウェアの品質や性能が著しく劣っている」あるいは「同程度の品質・性能であれば日本のソフトウェアは価格が高い」ということを意味する。 つまり、日本のソフトウェアは設計や品質管理が悪くて粗悪品になっているか、ソフトウェア産業における労働生産性が低くて割高なものになっている、あるいは両方だということになる。 受託開発型ソフトウェアの輸入が増えているというのは、ソフトウェア開発を海外に発注している企業が増えているということであり、言い換えれば、海外へのアウトソーシングが増加しているということである。この海外アウトソーシングの増加という問題は、日本のソフトウェア産業の未来を考える上で避けては通れない。 近年、インド、中国などがソフトウェア産業を重要産業と位置付け、その育成に力を入れている。インドでは多くの米国企業がソフトウェア開発を行っているし、日本でも中国の企業にソフトウェア開発を外注したり、現地にソフトウェア開発拠点を持つ企業が増えている。 企業がソフトウェア開発を海外アウトソーシングする最大の理由は、開発コストを削減できるからである。たとえば、国内であれば年収800万円クラスのソフトウェア技術者が、インドでは200万円以内で雇える。単純に計算すればコストは4分の1で済む。ただ、実際には直接経費のほかに、海外企業選択に必要な経費、業務移行のための経費、コミュニケーションに要する経費など間接的な経費が増えるため、賃金格差どおり経費が安くなるわけではない。 インドや中国のソフトウェア技術者の賃金も徐々に上昇しているとは言うものの、依然として格差は大きい。この賃金格差があるかぎり、海外アウトソーシングは増加していくだろう。 By Hotwired 2006年12月29日 2007年はオフショア開発激動期か!?2006年も後数日となり、来年の2007年はIT業界がどのような年になるのか、楽しみと不安が入り混じっています。 たぶん、2007年は今までで最もソフトウェア開発での海外との接点が増え、オフショア開発も加速する年になると思っています。 今後は年々オフショア開発や海外人材の活用が活発化するとは間違いないと思います。 2006年12月18日 組込みソフト評価エンジニアの育成現在、日本で必要な組込みソフトウェアの開発エンジニアは20万人以上と言われています。そして、実際に存在する組込みソフトウェア開発エンジニアは9万人程度であり、10万人以上の組込みエンジニアが不足しています。 組込みエンジニアが不足することで、製品の品質悪化が特に大きな問題となってきています。 「関西IT検証ビジネス研究会」では未経験者を教育し、組込みソフトの評価検証ができるエンジニアを育てることに取り組んでいます。 まだまだ課題は多いのですが、当社ではこの取り組みの中に、海外の優秀な人材を取り入れることができないか検討中です。 特に、『バングラデシュの人材を活用』することを考えています。 2006年12月17日 企業の開発力今、中国オフショア開発を行っている企業で主に上海ベンダーをハンドリングする作業を行っています。大手IT企業ですが私が、品質改善、中国ベンダーハンドリング、新規製品企画&開発を担当させてもらっています。 この企業では中国オフショア開発はメジャーであり、日本の下請ベンダーを使うのと同様に対処しています。そして中国オフショア開発では成功しており、今後も中国オフショア開発を拡大させる予定です。 何故、この企業が中国オフショア開発で成功するかがはっきりとわかりました。 そして派遣社員が極端に少ないのです。 反対に言うと、派遣に頼ってばかりで、完全なアウトソーシング(偽装請負は除く)ができない企業は開発力に非常に乏しいということになりますね。 オフショア開発においては、社内に中国人もブリッジSEもいません。必要ないからです。必要なのは技術力で日本語能力では無いということが証明されていました。 この企業が、私が何時も言っていることを証明してくれていました。 日本の家電メーカーが中国オフショア開発で失敗するのは、日本企業の開発技術力が極端に低レベルだと言うことです。 海外では品質管理もスケジュール管理も統計学などの論理的管理が普通になっているのに、それさえも出来ていない日本の家電メーカーや企業が異常であるとしか言えません。 開発現場における品質向上の為に、コンサルティング会社と共同で取り組む企業も増えていますが、結果を出すにはその会社の人材の能力によって決まってしまうようです。 これからはソフトウェアの製造に人とパワーをかけるのではなく、開発手法や品質改善、下請管理と言った本質的な技術力の強化が出来ないと生き残るのは至難の業のように感じます。 もう直ぐそこまで、海外のエンジニアが押し寄せてきており、アジア諸国も自国でソフトウェアの開発を行える状況になってきています。 日本は日本国内だけのシェアで細々と食いつないで行くしか先は無いのでしょうか。。。 2006年12月08日 <中国>DVD独自規格推進へ 08年に現行機種の生産停止中国が政府の後押しでDVD独自規格推進しています。 今までの中国の動きと少し方向が変わってきたような気がします。海外のライセンスに縛られる状況から抜け出そうとする少し強気な行動ですね。 日本メーカーは中国のこのような動きにどう対応するのでしょうか?、非常に興味があります。 マーケットが中国であれば、マーケットに合わせて製品を開発しなければならないと思いますが、中国政府が後押しをして海外規格の製品を排除し、自国のメーカーを支援するとなると日本メーカーは中国マーケットへ入り難くなるのではないでしょうか。 このようなことが短期間で自由にできるのは中国の強みだと思いますが、日本メーカーは中国政府に振り回される可能性大ですね。 半導体なども中国規格に左右されるとなると半導体メーカー、半導体商社のビジネスも変わって行き、中国の半導体商社が日本メーカーに半導体を売るという逆の現象になったりするのでしょうか? 半導体商社は早急に中国の半導体販売を本格的に視野に入れる必要がありそうですね。 となると、オフショア開発も中国から日本にドライバーを輸出するような業務が増えるかも知れませんね。 本格的な民生品の開発の中である程度のボリュームは中国国内で行わざるを得ない時期が来そうですね。 日本のITエンジニアは中国に出稼ぎに行くことになるのでしょうか?、多分それはないですね、中国自国で対応できるでしょうから。 となると日本人エンジニアと日本のIT企業の将来は。。。怖いですね。
2006年12月05日 開発環境の改善業務あるメーカー様の一部の部署が中国オフショア開発を行っていたのですが、なかなか品質が向上しないので開発環境(原因の調査、開発手法の検討、国内外ベンダーハンドリング方法など)を見直す業務を行いたいとのことでした。 民生品の開発では多くの類似機種があり、次々に派生して新しい製品が誕生するので、ハードウェアとソフトウェアのバージョン管理が非常に煩雑になるように思います。 ソフトは機種とバージョンでスイッチを付ければ良いのでしょうか?。そんな単純なことではリソースの生命は短いように思います。 では、どうするか。。。 設計段階でオブジェクト化して開発を進めるか?。 色々と考えるのは面白いのですが、中国のハンドリングもあるので、どのように改善を進めるべきか。 自社でのことであれば、独断で大胆な方策も可能なのですが、リスクもあるので無茶なアドバイスも無理ですし悩みますね。 参考に、設計書とソースコードを見てみたいと思いますね。 2006年12月04日 インド周辺各国の優れたIT人材インドには優れたITエンジニアが多数存在しますが、その周辺各国にもあまり知られていないけれども優秀なITエンジニアを見つけることができるようです。 既に富士通はこれらの国の大学との提携を済ませて人材の確保を進めています。 近く当社もこのような国々から優秀な人材を招聘し、教育を行って開発現場に送り込む体制を整えられると思っています。 中国オフショア開発とは少し異なった開発手法ですが、中国企業にオンサイト開発をお願いするのは多くの障害があり難しいのが実状です。確かに最近は中国企業もオンサイト開発に積極的ですが、優秀な人材はやはり日本よりコストがかかります。 オンサイト開発でもエンジニアと企業の両方にメリットがあるようなビジネスモデルを考えていかないとならないと思っています。 2006年12月03日 アパレル業界から得るオフショア体質への改善手法『既に企業では中国オフショア開発を行っているみたいですが、多くの企業が期待した成果を得られていないみたいですねぇ。。。』という話しを誘致関連の仕事をされている方の口から聞きました。 日本の多くのIT企業の現状を見てこられているので、まだまだ海外でのソフトウェア開発が順調ではないことを理解されているのだと思います。 少し前まで、ファームウェア(組込みソフトウェア)の開発は職人的な開発手法を行っていたので、多数のエンジニアで分担して開発を行うという文化が浸透していないと感じます。 うちの会社に元アパレル業界の役員がいるのですが、彼と話しをしていてアパレル業界が昔に体験した状況に今、中国オフショア開発に取り組んでいる企業がおかれているように思いました。 と言うことは、アパレル業界の中国生産体制構築にヒントがあるかも(?)と思い色々と検討していました。 ファームウェアの開発を除いては打開策があるのに、ファームウェア開発だけがつまずいているのにはそれなりの原因があるに違いない。そう考えていたのですが、それが何なのかが見えてきました。 そして、どうすればその問題を解決できるのかも見えてきました。 その方法の幾つかは今、資料をまとめていますので、近くセミナーで皆さんと論議してみようと考えています。 アパレル業界とIT業界の構造を比べてみるとヒントが見つかると思います。 そうそう、ハードウェアの設計開発はアパレル業界ととてもよく似ているので、比較的大きな問題も無く中国でも開発できるのだと感じました。 基板開発もアパレルのパターン作成もCAD/CAMが早くから取り入れられていますよね。そんなところもヒントの一つかも知れませんね。
2006年11月29日 組込みソフトもオフショアで本格開発へ2006年11月28日、大手システムメーカー様との間で組込みソフトウェア開発を中国大連でオフショア開発することに合意いたしました。 期間は1年以上の長期間とし、ブリッジSEをお客様に派遣し、中国大連の開発スタッフで組込みソフトウェアの開発を継続的に行います。 今後も引き続き、大連のあらゆるリソースを活用して頂き、お客様に満足していただける開発サービスを提供していきたいと考えております。
組み込みベンダの半分が海外へ外注、発注先は中国40%、インド20%@ITの記事に目が留まりましたので紹介させて頂きます。 「組み込みベンダの半分が海外へ外注、発注先は中国40%、インド20%」 ■思っていた以上に組込みソフトウェアの開発が中国、インドで行われていることに驚きました。 工程ごとの内部工数と外部工数に関する調査では、「システム要件定義」や「システムアーキテクチャ設計」などはほとんどが内部工数だったが、「ソフトウェア詳細設計」や「ソフトウェア実装・単体テスト」や「ソフトウェア結合・統合テスト」では半分近くが国内外へのアウトソースとなっており、そのほか「技術要素」も国内外へのアウトソースが半数以上を占めた。田丸氏は「人手がかかるところは外部にアウトソースするケースが多いようだ。事業数で見ると、半数近くの企業が海外へ外注しており、外注先国は中国が最も多くて40%、次いでインドが20%、そのほか欧州や北米が続いている」と説明し、すでに半数近くの企業が海外オフショア開発を手掛けていることが判明した。 ■また、組込みエンジニアの不足と技術力の低下もさらに進んでいるようです。 組み込みソフトウェアエンジニアのスキルレベルは、現在半数近くが指導者が必要なエントリレベルで、約3分の1が1人で作業ができる「ミドルレベル」、10%程度が新人に指導できる「ハイレベル2」、作業を創意工夫して新たな開発手法などを構築できる「ハイレベル1」は10%未満だった。しかし、経営者の理想では、ハイレベル技術者がもっと必要だと考えており、ハイレベル技術者の不足率が顕著に表れた。 ■結果として、ファームウェアの開発が遅れ、製品の出荷も延期される状態が発生しているのですね。 プロジェクトの評価に関する調査では、「製品出荷後の不具合」や「製品の出荷状況」に関しては約8割~9割のプロジェクト責任者が「計画通り」もしくは「計画以上だった」と回答したものの、「開発費用」や「開発期間」に関しては60%近くのプロジェクト責任者が「計画を下回った/期間が延びた」または「計画を大幅に下回った/期間が大幅に延びた」と回答しており、納期や費用に関しては多くのプロジェクトで目標に見達だったことが分かった。 ■今後は国際的な開発ができる体制と、管理できるブリッジSE(PM)が非常に重要な役割を担うことになりそうです。
中国オフショア開発セミナー今まで少し不便な場所で『中国オフショア開発セミナー』を開催していましたが、次回からJR大阪駅近くの大阪駅前第四ビル会議室でセミナーを行うことになりました。 特に宣伝はしていないのですが、多いときには定員をオーバーすることもあります。 参加していただける人数は少ないのですが、単なる講演では無く、”中国オフショア開発を一緒に考えてもらう”というスタンスのセミナーとしています。 人前で話すのは得意ではありませんので、ミーティングのような気楽なスタイルで参加してもらえるセミナーにしていきたいと思っています。 2006年11月26日 試作・評価基板開発のこれから商社の知人から聞いたのですが、インドの一部の会社ではFPGAの設計開発の能力がとても高いそうです。 私も以前にシステムLSIを開発している会社に所属していたことがあるので、ASIC、PLD・FPGAに対する インドはデバイス開発に長けていると昔に聞いていたのですが、最近はあまり聞かなくなっていたのです。しかし、デバイスやハードウェアの設計に長けている会社もあるようですね。 出来れば一度、インドのこのような会社を訪問してみたいと思っています。 GPGA、基板の開発が出来れば、ファームウェア+ミドルウェア+アプリケーション+ネットワーク(サーバー&クライアント)とシステム全体の開発が可能になります。 今後は中国、ベトナム、インドを含めて、ハードウェアとソフトウェアをトータルに開発できる体制を整えて行きたいと考えています。 オフショアの低コストを活用して、短期間で高品質な開発が出来る体制を整えられたらと考えています。 2006年11月22日 技術力と会話力『優秀なエンジニア同士であれば言葉の違いによる技術面の意思疎通に苦労することは無い。』と言うのが私の考えであり、私自身の経験です。 私は日本語以外は簡単な会話程度しか出来ません。それでも今まで言葉による障害は無かったと思います。 基本は技術力であり、技術は世界共通です。 会話力でソフトウェアの開発は出来ませんが、技術力さえあれば高品質なソフトウェア開発が可能です。 民生品の開発を行っている組込み開発エンジニアであれば15年の経験があればデジタル家電を企画して量産するまでの全ての管理ができないと能力は十分とは言えないでしょう。 デジタルカメラ、DVDレコーダー、デジタルTVを自分のマネジメントで開発から量産までできるエンジニアがどの位いるでしょうか? 最近の組込みエンジニアの技術力不足には悲しいものがありますが、経験を積む機会が少ないのと、我が身のことばかりを考えて若手に経験を積ませようとしない上司や経営者が多すぎるのが大きな原因だと思います。 デジタルカメラの開発経験が無いとデジタルカメラの開発をさせないとか、DVDレコーダーの開発経験が無いとDVDレコーダーの開発をさせないとか、目先のことばかりを重要視して来た為に新しく創るという能力を見に付けていない組込みエンジニアが多すぎます。 組込みエンジニアの不足が深刻な問題になっていますが、今後も製品を創り出す能力を持たない組込みエンジニアを増やしても、人材不足を解決することは出来ないと思います。 そうこうしているうちに製品開発を中国に全部持って行かれるかも知れません。中国は日本の5倍は早く発展しています。
注目される大連今、大連に滞在しており、今日も大連ソフトウェアパークに行ってきました。 今日も来客があって、大連ソフトウェアパークの見学に同行していたのですが、企業のイメージアップや人材確保には大連ソフトウェアパーク内にオフィスを置くのはメリットがありそうだと言われていました。 私達も大連ソフトウェアパークの第一期と第二期の2箇所に開発用地を確保しています。 大連ソフトウェアパークには多くの海外企業が進出してきています。
中国人ブリッジSEの必要性は今日、大連の社長と話をしていて、ブリッジSEの必要性についての話題になりました。 大連の社長の疑問は、『何故、中国オフショア開発会社は日本語で全て対応できるのに、中国人ブリッジSEを日本が必要とするのか?』というものでした。 確かに日本人のSEでも中国オフショア開発会社を使うことは問題ありません。私もその一人ですから(笑)。中国語は全く話せません。かろうじて挨拶程度でしょうか。 日本人のリーダーがいて、中国人ブリッジSEもいると、重複してリーダーが存在することになります。 私も明確な回答が出せませんでした。 中国語は必要ないので。。。日本人がブリッジSEをやれば。。。と言う大連の社長の的を得た指摘にうなずくばかりでした。 2006年11月20日 デバッグの為に基板改造大連のスタッフがロジアナを使ってデバッグしている環境を見せてもらいちょっと驚きました。 テストピンが無い基板を使ってもらってたのですが、基板を改造しないで手でプローブを基板に押し付けてパルスを取っていたのです。 でもって、早速ハンダ付けしてもらいました。 これまたビックリで、私よりもハンダ付けが上手いのでは(?)、と思うほど手馴れたものでした。 最初は少し時間がかかりましたが、既に道具も揃っていたので慌てることも無くスムースに作業は終了。 今までにメカの分解もやってもらったし、ハンダ付けも問題なし(フラックスも持ってた)で、もう私はあまり教えることが無いような気がしてきました。
加速するグローバルな人材採用海外との接点が多くなると日本国内だけでの人材採用だけでなく、海外の状況も踏まえた人材採用を考えるようになりました。 日本の企業でも国と国の壁を超えた人材採用と活用が加速しているようです。 国籍を問わない採用が進む中、日本人の能力が問われることになりそうですね。
大連ソフトウェアパークITスクール大連ソフトウェアパークの中心にあるIT技術者育成センターです。 そういったニーズを狙って、開発の本業から教育部門を立ち上げる会社が急に増えたように感じます。 しかし、大学を卒業した優秀な人材は一握りで、なかなか採用することができないのが現状です。 これからさらに難しくなる人材採用は経営者の悩みの種であることは確かです。 大連にも色々な教育機関がありますが、国立大学を卒業した優秀な人材と、私立を卒業した人材とのレベルの違いに日本の企業も気付いてきたみたいですね。既に中国企業はそのへんは詳しくて卒業大学によって採用するかしにかを明確に決めているようです。 2006年11月17日 インドの会社との提携インドの会社と組込みソフト開発のアライアンスの話しをしてきました。 インドの会社も最近はエンベデッドへの取り組みが本格化しているようですが、私達日本人が考えるほど多くの企業がLSIやハードウェアに近い部分の制御プログラムの開発は行っていないようです。 何故か日本企業との商談より海外企業との商談の方がスムースに進みます。 近くインドに行くことと、中国(大連)に来てもらう約束をしました。 どうしても世間話が多くなるのですが、色々な国の状況や今後の可能性などを論議するのは楽しいですね。 彼らは前向きで、動きが早いので、一緒にビジネスを行うのは非常に楽です。 弊社と大連の関連会社のビジネスモデルを取り入れて、インドでのオフショア開発に活かしたいと社長が言われていました。 これから、面白いアライアンスが出来そうです。 2006年11月15日 電波新聞に掲載されました全てが完全に実現できている訳ではありませんんが非常にクルー&ヘルムシステムの志を表現していただいていると感じました。 まだまだ納得のいく企業体制ではありませんので、これからも中日での開発業務の品質アップに努めていきたいと考えております。 最近は弊社のビジネスモデルに共感して下さる企業様も多く、あらゆる面でご支援をいただいております。 引き続き、良い報告ができるように努力していく所存です。 2006年11月12日 オフショア開発とオンサイト開発最近なのですが、オフショア開発を行いたいと依頼があって話を聞きに行くと、内容は中国人エンジニアの日本での派遣を希望されていることがよくあります。 中国人エンジニアが日本国内で開発を行うのは、オンサイト開発であってオフショア開発ではありません。別の言い方ではオンショア開発とも言えると思います。 2006年10月28日 合法な請負開発の必要性最近、ソフトウェア業界でも偽装請負が大きな問題となっています。 労働者保護という観点からも大きな問題あることは確かですが、日本国内では大半が請負開発ができないというソフトハウスばかりになってしまったのは大きな問題です。 開発エンジニアを派遣しているだけで自称ソフトハウスと名乗っている会社が多いのです。 ソフトハウスというからには開発を請け負って、開発したソフトウェアを納品するという技術力を有する必要があります。それが不可能であれば人材派遣業を行うべきだと考えます。 また、ソフトウェア開発を外部に委託できないメーカーの技術力低下。 このままでは、日本の国力低下にもなります。 メーカーもソフトウェアハウスも技術力を取り戻す為にも、この機会に改めて請負という業務形態のあり方を再度見直してもらいたいものです。 少なくても海外のソフトハウスは請負で開発をするのが普通です。 このまま行けば、日本のソフトハウスの存在が難しくなるかも知れません。 2007年6月まで、しばらくは色々な論議が行われることと思われますが、少しでも早くガイドラインが制定されることを願っています。 オフショア開発はコンプライアンス上に何ら問題がありません。最近オフショア開発への注目度がアップしていますが、オフショア開発で得られる様々なメリットを考えると、今後、絶対必要になる請負開発体制を整えて、真剣に取り組むだけの価値はあると思います。 オフショアのベンダーは請負開発技術を持っているので、上手く付き合えば無料で請負開発に必要なノウハウ(開発技術)を得られるというメリットがあります。 これは非常に大きなメリットだと思います。 2006年10月23日 中国オフショア開発におけるコスト意識のギャップ中国オフショア開発や中国オフショア評価検証を活用しようと考える担当者の職責の多くは部長職か課長職の方々です。 一般的に現場では人材のコストは1ヶ月の単価でおおまかに判断されます。 1)自社の100%子会社の独資で中国に会社を設立した場合、その子会社では20万円/一人月で開発を行うことが可能とします。 2)中国独立ベンダーは独自の資本で開発環境を構築し、40万円/一人月で開発を行うことが可能とします。 技術力が同じで仕事は問題なく進むとした場合、貴方は、1)と2)のどちらがコストが安いと考えますか?。 しかし、自社の100%子会社の独資で中国に会社を設立し、開発を軌道にのせるのに10億円必要だったとします。そしてこれからのランニングコストが、人材採用、人材教育、その他色々な見えないコストが必要だとします。多くの時間も費やしています。 1)と2)共に50人の技術者が稼動しているとした場合、1)の子会社のエンジニアへの初期投資は一人のエンジニアに対し2000万円かかっています。 これだけ膨大なイニシャルコストと時間を必要とし、リスクを覚悟する必要があります。 これだと非現実的なプランだと思います。これは単なるシュミレーションで全ての計算が正しいとは思いませんが、海外とのビジネスを行う場合には、日本との人件費を比較するだけでは成り立ちません。 中国オフショア開発では、決裁権のある会社役員も同行して打合せをすることが一般的です。少なくてもその場で数千万円の決算を独断で行えるのが最低の条件かも知れません。海外のビジネスではスピードが不可欠です。 自分の足元(人月単価でのコスト意識)ばかりを見ていても取り残されるだけですよね。社会全体のビジネスを見て、利益がどう生まれてくるのか理解できないと、単なる経理事務担当と何ら変わりがないのでは。。。そう思うのは私だけではないと思います、きっとね(笑)。 2006年10月11日 低スキル中国人ブリッジエンジニアに注意!最近、中国人の大学卒業生を経験もほとんど無いのに、”ブリッジエンジニア”として日本企業に派遣や紹介をしている会社を見かけます。 もちろん、きっちりと日本語教育、情報処理教育をした人材や、実務経験豊富なエンジニアを日本に紹介している中国の国際人材派遣紹介の許可を持ってビジネスを行っている企業もあります。 ここ ⇒ 遼寧精英网絡管理信息系統有限公司
基礎学力の無い人材を日本に招聘して、期待した開発能力を発揮できなかったといって中国の技術レベルが低いと思われたら、私達の会社や技術力と信用でビジネスを行っている会社が迷惑しますからね! 2006年09月28日 保守派の社員、革新派の社長中国オフショア開発を行う場合に成功する為の条件の一つとして、『中国オフショア開発はプロジェクトではなく、事業として取り組む必要がある』というコンサルタントから教えを得たことがあります。 会社で決裁権を持った人が中国オフショア開発を引っ張らないと成功し難いということですね。 ある意味、中国と日本のトップでオフショア開発を行うという契約をしてしまえば、現場はそれに従うしかないので、嫌でも中国での開発を行います。成功させるにはその後の現場へのフォローが必要だと思いますが、始めるにはこれが一番手っ取り早いですね。 最近気になったのは、『保守派の社員』と『革新派の社長』の微妙な関係です。 社長は中国でのソフトウェア開発の重要性を意識しているとします。そして現場のエンジニアは”今と違った新しいことはしんどいからやりたくない”と思っているとします。 こんな場合に、社長が現場のエンジニアに、「中国オフショア開発が出来るか、自社の状況を考慮して検討してくれ」と言った場合に、たいがいは何らかの理由で中国オフショア開発を行おうとはしません。 でもね、大抵はそのエンジニア本人の技術力不足と自分の仕事を盗られる恐怖がそうさせています。 優秀な中国人の技術力と対応力は日本より優れています。 最近は、国内の開発と中国での開発の両方をサポートして欲しいという依頼が増えています。 また、ここのところ中国、ベトナム、インドの企業から日本進出のサポートをして欲しいという依頼が非常に増えています。 オンサイトで開発に協力してくれる会社との調整も進めています。
2006年09月23日 オフショア開発用ロジアナ入手中国に持ち出すのが面倒だったので小さいロジアナを入手しました。 やっぱし、ファームウェアの開発をやっているとロジアナは必要ですね、そんなに高性能ではなくても使いやすいものが便利です。 中国でも売っているのかな?、この商品。。。 2006年09月19日 ソフト業界再編の波偽装請負問題から、ソフト業界の下請多重構造も再編される方向に進むのでしょうか?。しかし、あまりに急激な業界構造が変わってしまうとソフトウェア産業自体の危機にもなりそうです。 現場で働くソフトウェアエンジニアがどのように扱われるのかが心配ですね。 良い方向で改革が進めば、昔の日本のように技術大国に返り咲くことが可能なような気がします。 2006年09月16日 新聞に掲載されました。大連視察が新聞に掲載されました。 大連ソフトウェアパークの発展は中国の中でもかなり急速で、社会的なビジネスとして成功している開発区だと思われます。民間で運営している数少ない開発区であることが活力をよんでいるのだと思います。 反対に日本のソフトハウスやメーカーの技術力維持と今後の発展が心配です。私が感じる限りでは最近、日本のソフトハウスで中国オフショア会社に勝てるところが無いです。 2006年09月13日 IT人材の海外調達が本格化最近、日本の景気も少し上向きになってきたように感じます。と言っても仕事量が格段に増えたり、売上が大幅アップした訳ではないのですが、とにかく開発エンジニアを日本国内で採用することが至難の業になってきました。 数年前まではWebでの求人を行えば数十人の応募があったのに、今では応募者がゼロというときもあります。本当にエンジニアは何処に行ったのか?、またエンジニアになりたい人はいなくなったのか?、と不思議になります。 もちろん、このような状態になることは予想しており、その為に当社は中国への進出をした訳です。 中国のIT企業も日本でのエンジニア不足を知っており、盛んに日本にアプローチをしてきます。当社にもかなりの中国企業から「パートナーを希望します」という連絡をもらっています。 既にビジネス系では大半がオフショアで開発されているとい実態があるにも関わらずです。 その中でも、一部の経営者や若手達が積極的に中国エンジニアの活用、中国とのビジネスにチャレンジし始めました。 日本で探すのが困難なエンジニアやテスターを必至になって取り合うより、優秀な中国エンジニアにプロジェクト参加してもらう方がはるかに効率よく現実的です。 ソフトウェア開発、評価検証、その他IT関係の人材確保は日本国内だけに頼らずに中国のマンパワーにも協力してもらいましょう。 ちょっと思ったのですが、 2006年09月04日 プロジェクト工数試算とモラル・ハラスメント
『モラハラ』って言葉を聴いたことがありますか? 私は最近知ったのですが、家庭内でのDV(ドメスティック・バイオレンス)、セクシャル・ハラスメントはメディアでも頻繁に取り上げられるのですが、モラル・ハラスメントが最近職場で問題となっているそうです。 開発現場の次のようなパターンもモラハラの一つでしょうね、担当のプロマネは奉仕残業して必至で頑張って、過労死するかも。どうにも解決できないプロマネへのモラハラ。
【上司】新製品、モデル展開をする為に開発を部下に指示(頑張れよ!)
投資ファンドがこんな製品開発現場を知ったら、利益向上、企業時価総額アップを要求して突っ込んでくるかも知れませんね(笑)。 2006年08月17日 大連の衛星写真大連を、「Google Earth」で見てみました。 旅順地域が詳細に見えなかったのは軍需の関係でしょうかね? 2006年08月02日 システム開発技術力とは?システム開発技術力とは何処で判断するべきものなのでしょうか? 中国で開発を行っていると何度も開発の失敗を繰り返す日本企業が、どのような体質であるかが見えてきたような気がします。 特にエンベデッド系の開発では、今まで個人で開発できていたソフトウェアを、規模が拡大した為にチームで開発しなければならず、プロジェクト管理に不慣れでトラブルが続発しているように感じます。 開発チームのエンジニアの選定が的確でなく、個々のメソッドの開発経験ばかりを優先してエンジニアを集めるので、システム全体を設計できるマネージャーがいなく横並びの開発になり、とんでもないプログラムが出来上がるという感じです。 使用する固有デバイスの経験を重視する会社がありますが、デバイスの設計は汎用的に行うのでデバイスを制御するには固有の機能を熟知する必要は全く無いはずです。 要点としては、固有のデバイスの制御経験ではなく、複数のデバイスを組み合わせて、CPU占有率を出来るだけ下げて、リアルタイム性能を高めて確実に機能するシステムを設計できるかだと思います。 プロジェクトチーム内のエンジニアをマネジメントできなければ、メソッドはイビツになり結合した時に正常な機能は期待できません。 「形の無いモノを一から創る」のが開発の原点であって、イビツなモノを無理やりくっ付けるのは開発とは言えないと思います。 中国人エンジニアの方がチームで作業を分散させる開発手法を良く知っているので、大規模のソフトウェア開発に向いているのかも知れません。学生の時からオブジェクト指向での開発が普通ですから開発の分業にも慣れているのだと思います。 このように失敗を繰り返す企業ばかりではなく、開発に成功している企業の方が多いのでしょうが、開発の失敗はやはり目立ってしまうので印象に残ります。 イビツなモノをくっ付けても完動品は出来上がらないことに気付いていない人達が多いのかも知れません。
何でも一人で責任を背負うという日本的プロマネ根性は会社の敵です。 アメリカなどではプロマネはエンジニアとは違った技術を要求されます。日本でもプロマネのポジションと必要能力を良く理解する必要があると思います。 2006年07月31日 さらに成長が加速する中国大連大連ソフトウェアパークは中国のソフトウェアパークの中で唯一の民間企業が主導となって開発が進められているIT開発区です。 やはり特色は民間企業が進出企業のサポートをしているので、政府主体で進められているソフトウェアパークとは違いインフラや各種設備が充実している点などがあげられます。 また、周囲に多くの大学が集まっていること、ITに特化した大学が存在すること、日本語教育に力を入れている大学が多いことなどから、日本企業が進出し易い環境が整っています。 大連ソフトウェアパークに存在するIT企業の顧客の大半は日本です。 大連ソフトウェアパークに問題が全く無い訳ではありませんが、中国のソフトウェアパークの中では日本からのアクセスも良く、今後は北京、上海から移転する企業も多いということから、さらなる発展の可能性もありそうです。 日本から見る中国大連と大連に来て現地を見るギャップの大きさに、大連を訪れる企業の経営者は驚きを隠せないようでした。 2006年07月23日 大連ソフトウェア企業視察7月初旬から7月18日まで、大連3回、北京、上海と色々な会社を訪問し、また大連の会社に日本企業さまに訪問して頂きましたが、具体的な契約が2件、今後の契約に向けての調整が2件と好調な結果となりました。 開発現場の方々にも大連を気に入って頂き、大連ソフトウェアパークを中心に、新しいソフトウェア開発が大連から広がりそうな予感がしました。 初回営業が無事に済み、今後は技術面での対応やコミュニケーションを密にして期待に応えられる開発サービスの提供に努めたいと考えています。 「オフショア開発セミナー」、「大連現地視察セミナー」も近く開催しますので、是非参加して下さい。 2006年06月26日 オフショア開発ガイドラインオフショア開発を行う場合に様々なガイドライン(開発の基準)を用います。 現在弊社では日本企業に対する”オフショア開発適正”を数値で明確に示せるガイドラインを作成しています。 このガイドラインによりオフショア開発への適正の高い会社はコストを抑えた開発を提案できることになり開発費用は割安になります。 日本企業のガイドラインとして極端に言えば、”仕様書が書けるか?”などと言うものです。もちろんそんな単純なものだけではありませんが(笑)。 ※今度はオンショア開発について書いてみたいと思っています。大規模プロジェクトと、中規模以下のプロジェクトでは海外ベンダーと日本国内企業の思惑がことなるようです。 2006年06月20日 自分が空を飛ぶ感覚
詳しくは書けないのですが、小型カメラの開発準備を進めているのですが、私の頭の中には小型カメラをラジコンやロボットに搭載して、自分が乗って操縦している感覚になれないかと夢を描いています。 今までも業務用の無線操縦機(産業用など)にはカメラが装着されたりしていますが、小型のラジコンに搭載できれば安価で空を飛んでいる感覚が味わえるかも知れません。 これって、学生の時から考えてたんですよ。 でも、ノイズ対策がかなり大変なように思います。 昔、ラジコン用のサーボを小型にする為に分解して使ったことがあるのですが、ノイズで誤動作して暴走することが多々ありました。 時間が出来たら絶対にチャレンジしたいなぁ。。。 外部インタフェースを充実させればアマチュア無線での通信やイリジウムとの連携で地球上で何処でも画像と位置情報が送れる。 どんどんイメージが膨らむ膨らむ。 何かアドバイスなどあれば、どんどん書き込んで下さい。楽しみにしています。 来月の海外出張の為に体調を整えないとね。 2006年06月12日 セキュリティー製品の開発最近、色々な使い方が出来る評価ボードが多数販売されているのと、非常に安価で手に入るので開発する側としてはとても助かります。 基本的なCPU周辺は評価ボードで構成し、オリジナルの部分をカスタムで制作することによって、カスタム制作した部分の不具合が簡単に切り分けられますからね。 今回はOSはLinuxを使用していますが、難点は開発(デバッグ)環境ですね。 開発するのはセキュリティー関連の製品でデータベースも内部に持たせる設計です。 これ以外に、画像配信を行うウェアラブル機器の設計開発にも着手しました。 中国でも日本と同等以上の技術力で開発ができるので助かります。 2006年06月11日 残業代の引き上げ厚生労働省が残業代の引き上げを検討していると発表した。現在の1.25倍から1.5倍に引き上げる予定だそうだ。 労働者には良い条件かも知れないが、雇用する会社側からすると賃金が高くなり経営の圧迫につながると考えるかも知れない。 もしかすると今まで以上にサービス残業が増えるかも知れないという不安がある。 しかし、労働基準法も年々厳しくなっているので安易にサービス残業を強要することもできないだろう。 さあ、これからのソフト会社はどう対応するか見ものである。 オフショア開発には影響が無い。中国のスタッフは残業する、しないもきっちり自己管理できるし、裁量労働を自主的に行っているからだ。 日本は労働者を法で保護するということが裏目にでることが多いので心配だ。 2006年06月08日 中国オンショア開発の危険
日本のソフト会社が、将来中国に戻って開発の責任者を任せようと日本に中国人エンジニアを招聘しOJTのようなことを行うことがあります。 しかし、オンショア開発は中国のソフト会社には大きな費用負担が発生します。日本の会社が負担すればこの問題は解決するのですが、それ以外にも大きな問題があります。 短期間のOJTで得た知識で中国本国のエンジニアの管理ができるかということです。 ◆このような例を考えてみてください。 派遣社員が派遣元の会社に戻って、請負でソフトウェア開発が問題なくできるか。それもチーム管理まで行うという条件付です。 多くの日本人が中国人エンジニアにオンショア開発でOJT教育した後直ぐに中国本国で開発を任せる気にはなれないでしょうね。きっと。 オフショア開発を活用するには楽して結果を出すことは不可能です。自分の会社のエンジニアが中国現地のエンジニアに仕様を伝えて、中国の全てのプロジェクトメンバーに説明して一緒に開発を行うというスタイルが大切です。 時間とコストをかけられないのであれば、オフショア開発に長けている日本国内のベンダーやコンサルタントに依頼するのが、失敗の危険性も無く早く良い結果がだせるはずです。 それと、ずっとオンショア開発を行うのであれば中国人のエンジニアを使う必要はなく、日本人エンジニアを起用すれば良いのです。言葉や慣習の壁もないですしコストは一緒ですから、オンショアで人材確保しようという考えは一部の特殊な場合を除いて考えない方が良いでしょうね。 中国オフショア開発を成功させるには、中国に開発拠点を置いた実力のあるベンダーを選ぶことです。そして出来るだけ日本側のエンジニアが中国に行って打合せと開発支援を行うことが重要だと考えます。 まずは、責任者、担当者で中国のベンダーに足を運んでみては如何でしょうか?
大連オフィスの入り口少し昔、セキュリティーシステムが導入されたときに、私は説明を受けてなくて中に入れないことがありました。 扉が大きくて重たいのは中国では一般的かも知れませんね。 2006年06月04日 日本のソフトウェア産業の今後
ここ数年、中国オフショア開発が毎年20~30%の割合で増加しています。技術レベルもアップしてきており、何よりコストの大幅削減が可能というメリットがあります。 今後4、5年で中国は日本のソフトウェア産業に大きく入り込んでくることは必至ですが、日本のエンジニアのレベルと育成はどうでしょうか?。一部のハイスキルエンジニアは健在ですが、どうもコスト+品質で大きなアドバンテージを得ているとは感じません。 日本のベンダーは国内エンジニアの活用で生き残れるのは今後5年程ではないでしょうか。好き嫌いを言う前に中国エンジニアとの共存と住み分けが非常に重要です。 これからのアジア圏グロバールITを征するには、中国ベンダーを他社よりも有効に活用することが大きなキーワードとなると思われます。 2006年05月31日 中国ソフトウェア産業白書『中国ソフトウェア産業白書 2005~2006』という書籍があります。 中国では、ここ5年でソフトウェア産業は3.8倍に成長しているそうです。中国国内はもちろんですが日本をマーケットにした成長が大きいように思います。 「日本が知るべき重要ポイントを完全網羅」なんて書いてあって、読んでみたいのですが、50,400円は高価です。 誰か読んだら感想を聞かせて下さい。 2006年05月28日 大連でのAACについてこれからAACが中国でどのように評価されて、シェアを伸ばしていくかの可能性について大連のスタッフと会議を行いました。 現状では中国では安価なMP3が主流であり、今後もライセンス費用などでコストがかかるAACは安価なプレーヤーなどに使われるかどうかは何とも言えないとの結論になりました。 放送関係でAACが標準化すれば、AACを搭載した機器が出回るので、技術の需要は増えそうです。 大連のスタッフも良く知っていますね。
2006年05月11日 組込み総合技術展 関西 無事終了関西で初めてとなった「Embedded Technology West 2006」も無事終了となり、関係者の不安を他所に大勢の方々に来ていただくことができたようで、ほっとしているところです。 弊社は出展していなかったのですが、大阪市、神戸市の関係の方々など普段はITと関係の少ない方々をメインにお誘いしていました。 今日、大連広衆科技諮詢発展有限公司との合弁会社設立の準備が整い、来週には正式に登記完了となる予定です。 5月末でグループ全体で資本金約7000万円、社員数80人弱(プロパーのみ)のデベロッパーとなります。 多くの企業様の協力を得て、大連の評価センターの話しも具体化してきており、新たな目標に向かって中国と日本でのスタートとなります。 2006年05月02日 オフショア開発は夫婦のような関係?
オフショア開発を行う場合の要求仕様書の書き方ですが、多くの方は”完成した仕様書”を準備しないとオフショアでの開発は困難だと思っているようです。 確かに一昔前はそうだったかも知れません。。。 しかし、今はちょっと違います。 何が違うかと言うと、そもそも”完成した仕様書”を最初からオフショアのベンダーに提出することは、今の開発ボリュームと開発期間からして無理なのは、物理的に想像するのに難しくありません。 なら、どうするか! 日本で作成する要求仕様書は完成したものでなくて、完成させる為の指針と情報を含めて、オフショアベンダーに提供すれば良いのです。 日本の担当者が開発したいものの内容をイメージで伝えれば、検討された内容で作成された設計書が出来上がるのです。ちょっと嘘のような話ですが本当です。 しかし(ここが重要)、前述の指針と情報を的確に伝えることが出来なければ、設計書は悲惨な状態で出来上がってきます(経験済み)。 また、お互いの信頼関係が非常に大きな要素となります。コミュニケーションは全て信頼の延長線にあることを十分に理解する必要があります。信頼が無ければお互いの意図が伝わらないのは当然ですからね。 夫婦(男女)の仲のようなものでしょうか(笑)。 また、最近嬉しく思うのは、中国のエンジニアの方が日本でも多く活躍されていて、信頼関係が強くなっていると感じるところです。 2006年04月17日 大連見学&技術交流の開催
ここ最近、大手の企業様やSI様から具体的な中国オフショア開発におけるアライアンスのお話しを頂き、5月、6月は既に大連スタッフとの技術交流(技術レベルの確認)やビジネスアライアンスの可能性を協議する為に、社長様や役員様に来訪頂くことになっております。 既にお申し込みを頂いています企業様には優先的に大連交流会に参加して頂く予定です。 大阪市の誘致センターから支援を受けており、多くの企業様との交流も深めて行きたいと考えております。是非、この機会に一度、大連への来訪をご検討頂ければと思っております。 既にベトナム企業との情報交換も開始していますので、中国の良さ、ベトナムの良さをトータルに検討しアジア圏でのグローバルなスキームを構築できないかと考えています。 オフショア開発コンサルティングは行う予定はありませんが、交流会での活動は積極的に行いたいので、ご要望などありましたらお声がけ下さい。大阪市や経済産業省での講演も時々行っています。 ★中にはオフショア開発を、日本の派遣社員の確保の延長性で考えている企業も多いですね。 中国ブリッジエンジニア募集しています。語学は日本語で中国語は必要ありませんので、応募は「お問合せ」からお気軽にご連絡下さい。 「さんろくまる」 2006年04月04日 オフショア開発の活発化ここ最近、中国オフショア開発への関心が高まったのか、急に問い合わせが増えてきました。 日本国内での人員不足も大きな原因だと思いますが、今まで「不可能」、「困難」、「手間がかかる」と言われていた”中国オフショア開発”での成功例も増えて、アウトソーシングの一つとして有力視されてきたように感じます。 優秀な人材は長期確保したいと、ラボ契約を選択する企業が一般的になってきました。 2006年03月29日 最終ミーティング大連国際貿易センタービルの58階にあるレストランで昼食を兼ねてミーティングを行いました。 昨日の昼食は大連のスタッフと一緒に春巻きを食べに行きました。 貿易センタービルの58階から見る眺めは大連市を一望できるような感じで非常に爽快な眺めでした。 今回の大連訪問では中国と日本の今後の合作の内容とスケジュールを決めました。 何より、中国と日本で信頼できるビジネスパートナーとなれたことが非常に大きな成果だと実感しています。 日本国内だけでのソフトウェア開発に将来の希望を失っていた私には、中国でのオフショア開発は希望の光です。また、中国の技術力は脅威でもありましたが、共に歩めることになって非常に嬉しく感じています。 周りの方々にも徐々に理解して頂けるようになり、今後のオフショア開発の発展に確信を持てるところにまで来ることができました。 やっと、スタートラインに立てそうです。 2006年03月25日 揺れる飛行機打合せの為に急遽、大連に来ました。 トラブルがあったとかでなく、合弁会社の設立と、増資の件で確認したいことがあったので、フェイスtoフェイスでトップ会談をするのが目的です。 昨日までは東京、大阪に戻って、そのまま大連と今月は慌ただしいです。その前は瀋陽だったし。。。 今日の飛行機はかなり揺れました。 でも、不安だった霧などの悪天候で着陸できないなんてことも無く、無事に大連到着です。 3月の終わりに近づくと大連も最低気温が0℃程度で、昼間は8℃位まで上がる日があり少し暖かく感じます。 2006年03月19日 瀋陽から戻りました瀋陽で1番人気があるジュースだそうです。本当かどうかは定かではありません。 今回の瀋陽訪問で、さらに中国の色々な内情が見えてきました。中国IT企業も数社訪問しましたし、研修生の教育施設も見学してきました。 研修施設内部の写真も取ってきましたし、研修で日本に来て、帰国された方の話しも聞いてきましたので、紹介していきたいと思っています。 2006年03月14日 瀋陽での滞在ホテル今回の瀋陽滞在では今までに無い高級ホテルに宿泊です。 豪華なホテルですが、今日、少し嫌なことがありました。 エレベーターに乗っていた時に、何故か同じ階で降りたので気にはしていたのですが。 海外では色々なことがありますね。。。 2006年03月09日 携帯電話へのポーティングある機能を携帯電話へポーティングする開発業務の依頼が入りました。 大手企業さんからの依頼なので、詳しい内容が決まって開発に進めば結構面白そうです。 具体的な開発内容をお教えできないのが残念ですが、JAVA、BREWでの開発経験を活かし、是非とも成功させたいですね!。 ボチボチと、こういう開発の依頼もオフショア開発として来るようになりました。
神戸での打合せ今日は大連から董事長が来日しました。 初日の打合せは無事終了しました。 今週末まで共に行動するのですが、その後に私は瀋陽に出張です。 2006年03月07日 中国オフショア開発も活発化今年に入ってから、数年前に比べ格段に中国オフショア開発への関心が高まってきたように感じます。また、オンサイトでの開発も高まっているのは今までと同様です。私達もオンサイトでの開発を無視しているわけでは無く、色々な方策を考えています。 そんな中、大手企業様から中国オフショアでの開発の依頼が入ってきました。まだ打合せ途中なので今後がどうなるか定かではありませんが、少しずつ実績を残していけばクライアント様も安心して依頼してくれるようになると信じて頑張っています。依頼の話しが入ってくるだけでも嬉しいものです。受注した後の開発技術に関しては絶対の自信を持っていますから。 焦らず、地道に、そして速く開発にチャレンジしていきたいと考えています。 2006年02月17日 貴方は他人の言葉で暗示にかかっていませんか?最近、営業や懇親会で人に会うことが多くなってきました。 なんか変、すっごく変、とんでもなく変。。。 変、変、変。 もう一度振り出しに戻って考えてみました。そんでもって一つの法則に気付いたのです。 中国オフショア開発を実際に経験した人って、中国オフショア開発について私が話しをした人達の中に何人いたんだろうって。今頃気付くなって(笑)。 ってことは、実際はわが身で経験したことでなく、噂や身近な人が中国オフショア開発をやって感じたことを聞いて暗示にかかっているんちゃうん?。失敗談とか。。。 開発の仕事で中国と仕事をしていたのであれば、もっと中国のことを知ってないと変ですよね。 貴方は本当に中国オフショア開発に失敗したしました? 、マジですか? ■中国ではコストが安くても日本と同じ効率は出ないから、やっても無駄だよ! それって、貴方が実際に中国に開発やらせて経験したことなんですか? だって、うちは成功してるし。知人の大手企業の専務も日本以上にバシッと成功してるって言ってるし。 どうやって失敗したかもう一度考えて他人にちゃんと説明できますか? 実際に中国オフショア開発で失敗したなら、どういう結果を期待したけど、どういうトラブルで、結果はどうなって、失敗なのか成功なのか、原因は何だったのかが言えないとおかしいですよね。 自己暗示にかかっている人、周りの声にきっと騙されています。まずは自己暗示を取り払って本当の情報を収集しましょう! 【今後のコスト移動】 コミュニケーションについては、年々日本語で可能になっており、英語では今も問題ないです。 ここ1、2年が中国ビジネス利用、進出のチャンスでしょうか。 でも、中国とのビジネスは簡単には出来ません。 今回は辛口でした、すみませんでした(笑)。 2006年02月11日 今度の海外視察は大連?久しぶりに日本の工場の見学に参加する機会がありました。最近は中国の工場に行くことは多かったのですが日本国内の工場にうかがうのは1年ぶりでしょうか。 工場の見学が終わって、関西IT関係企業の社長さん達との懇親会がありました。 私が大連でファームウェア開発をやっていることを話すと、「次回の海外視察は大連に決定!」と、その場で決まってしまいました。 もちろん未だ仮ですので、事務局から連絡が来るまでは暫定です。 その場には20人以上の方々が集まっていたので、もし全員を大連でお世話をするのはかなり大変だと思いました。 大連の副社長は趣味で山登りをしており、移動用にワンボックスカーを所有しています。もし全員が乗れれば移動には不自由しないのですが、人数が多すぎるとタクシーで分散移動は難しそうです。何か方法を考えないといけないかも知れません。 開発現場、大学、工場、ショッピングセンター、学校、ソフトウェアパーク、屋台、山、海、港、バス、路面電車、公園、水族館、ヨットハーバー、テレビ塔、その他色々と見て感じてもらえればと思っています。私はかなり一人でブラブラしているので、大連の街は良く知っている方だと思います。もちろん休日にですよ。 懇親会の中では、製品開発、ハード/ソフト開発、生産、販売も中国マーケットであれば中国国内で行うという方向で既に進み、中国での開発サポートを望んでおられる企業様もおられるとのことでした。 楽ではないと思いますが、こういうご要望に応えていけるようにと今までスタッフと技術と経験を積んできました。 そうなると、私は大連に住むことになりそうですねぇ。。。 2006年02月08日 中国事業ハイクラス調査研究レポート中国のIT、通信、メディア、コンテンツ、半導体産業などの調査研究レポートが日本国内向けに発行されます。 個人的にはかなり興味があるのですが、高価なので簡単には購入できそうにありません(笑)。 中国のITビジネスをより理解するには面白そうなレポートなので、機会があれば内容を読んでみたいと思っています。
第三者検証について
依頼の内容は、「社内評価だけでなく第三者に評価・検証を行ってもらう体制を構築したいのだが、今までは期待した結果が得られなかったので、良い方法はないか。」と言うものでした。 まず、評価・検証を行う製品が民生品でなく、精密検査機器などであるために、評価・検証に求めるものが一般的でないので、かなりの専門知識を有するテスト技術者が担当する必要があると感じました。 詳しくは紹介できないのですが、コストダウンだけでは無く、技術力と効率を中国に求める企業様が増えてきているのも感じました。 中国でも、開発から評価・検証までトータルにもの造りに関わっていけるように、これからも努力していきます。 2006年02月04日 守秘の問題について
これが悩みの種で、私達の仕事ではクライアント様の情報を外部に漏らすことは絶対に出来ません。 過去の開発実績や製品名などを公開することが許される場合もありますが、詳しい開発内容や手法などは他のクライアント様に公開することはできませんし、開発を行う上でクライアント様のオリジナル技術を他のクライアント様の開発に活用することも一切出来ません。 悩みの解決方法としては、「自社製品の開発」、もしくは「共同開発(ライセンスも所有)」が最適だと考え、開発のテーマを探しています。 実際に開発・評価検証サービスを利用してもらえれば、納得してもらえると確認しているのですが。。。 2006年01月30日 ハッキングの請負?
悪いことをする訳ではなく、日本企業から依頼をうけてセキュリティーの虚弱性を調査するのですが、実際にハッカーとして依頼があった企業にハッキングをするという仕事です。 最近は日本のシステムにアタックしてくる中国のハッカーも多く、日本側も対策に苦労しているようです。 こういう技術を活かして、セキュリティービジネスにも進出したいと考えています。 2006年01月26日 合弁会社設立「大連広衆科技諮詢発展有限公司」と「株式会社クルー」で日本市場へ本格的な中国ソフトウェア開発・評価検証サービスを提供するために、日本に合弁会社を設立する準備を開始いたしました。 中国オフショア開発の信頼性の高さと低コストという両方のメリットを、日本の企業様に正しく理解していただくための企業活動に重点を置き、神戸を中心にビジネスの展開を行う予定です。
合弁会社設立「大連広衆科技諮詢発展有限公司」と「株式会社クルー」で日本市場へ本格的な中国ソフトウェア開発・評価検証サービスを提供するために、日本に合弁会社を設立する準備を開始いたしました。 中国オフショア開発の信頼性の高さと低コストという両方のメリットを、日本の企業様に正しく理解していただくための企業活動に重点を置き、神戸を中心にビジネスの展開を行う予定です。 2006年01月23日 ハイアール大連工場の見学
大連にあるハイアールの工場を見学してきました。 知人の紹介で知り合った大連のある会社の社長様に会いに行ったら、突然ハイアールの工場見学に連れて行かれました。なぜ?。。。 この社長の会社はハイアールなどの多くの工場に社員食堂を提供している会社でもあるので、自社の業務内容と中国最大規模の家電メーカーとの信頼関係を私にも見てほしかったようです。 大連の保税区にある社長の会社は、場所を知らない私には見つけ難い場所にありました。 この社長の会社は、社員食堂を提供するビジネスで成功を収め、その後、教育や研修ビジネスで事業を拡大し、今後はIT技術の蓄積で中国ビジネスにさらなる成功をと考えているようでした。 この社長の会社では、まだデータ入力や簡単なアプリケーション開発しか行っていないそうですが、セキュリティーは諮問認証システムを導入するなど、キッチリとした管理を行っており、今後の発展が楽しみな会社でした。 当日、日本から中国に研修に来ている女性の方々と社員食堂で一緒に食事をし、色々な情報交換を行いました。日本人が中国人のやる気を見習う為に、中国に研修に来ているそうです。 中国人のパワーは凄いですから、中国に勉強に来るのも良いことだと思います。私も毎回中国に来てパワーをもらっていますから!。 日本人の中国研修について自社に報告したところ、「参加してみたい!」という声が大きかったです。中国に興味を持っている人達は多いようですね。
大連の花火大連では旧正月の気配が漂っています。 20階のホテルの窓から見下ろす位置で花火がひらいていました。 街はますます旧正月を迎える雰囲気になっており、昨日はタクシーもなかなか捕まらない状態で、ホテルに帰ってくるのに苦労しました。 大みそかがどんなものか、今から楽しみです。 2006年01月18日 大連は寒い一般の人がこの季節(1月から2月)に大連に行きたくないのがよくわかります。マイナス10℃近い寒さなので、大阪から行くと冷凍庫に放り込まれた感じです。耳が痛い! 街を歩いている人は、かなり防寒しています。ホテルや事務所の中は暖かいのですが、一度外に出ると危険です。屋外で何時間耐えられるか、一晩屋外で過ごせる自信はありません。 少し前までは暖かかったようなのですが、これから、まだ寒くなるので要注意です。 写真の先に見えるのは新しいマンションかオフィスビルです。この前は気がつかなかったのですが、1ヶ月でも街の景色が変わってしまいますね。。。少し恐い! 今回は旧正月を見てから帰る予定です。 2006年01月04日 中国オフショア開発に大きな可能性あり
頂いた年賀状の一つに「中国などのオフショアは品質などに難点があり拡大していません」という内容がありました。 と言うことは、結果を出せない企業が多いと言うことですよね!。 品質は全く問題なく、日本の単価以上でリピートオーダーして頂いている会社様もあります。 中国オフショア開発するには、まず、きっちりとした開発が自分達でできないと不可能だと思っています。 今のまま、日本国内で閉じた開発を続けていくことは不可能だと思います。 狭い日本だけでITビジネスをしていくのも一つの方法。グローバルに他国とITビジネスをしていくのも一つの方法。リスクはどちらにあるのでしょうか。 もちろん、海外の優秀なエンジニアの招聘もビジネスとして進めています。特に近年、日本の政府は本格的に海外の優秀な人材を確保することを推奨しています。 2005年12月29日 中国オフショア開発も順調、契約延長&増員今日、一社のクライアント様から中国オフショア開発の契約延長について連絡をいただきました。 同時に増員の可能性もアナウンスいただいたので、開発としてはクライアント様の期待に応えられたのだろうと、嬉しかったのと、少し安心しました。 大連のスタッフも頑張ってくれていますので、良い結果がでるのを願っていました。 開発が順調に進み、増員という方向に進めば、さらに喜ばしいのですが、今回の開発で見直し改善しなければならない部分も見えたので、年明けから改善に取り組む予定です。 それ以外にも、2案件程の引き合いが来ているので、年明けは忙しくなりそうです。 来年は、本格的に営業を開始する為に、新しい営業方法の取り入れとセミナー行います。 色々と支援してくれる方々がいるので、私としては嬉しい限りです。 2005年12月25日 オフショア開発やりますか、それとも。。。
この会社は、経営者とエンジニアは、清華大学の出身者が多くを占めています。 彼らの仕事を見ていると、中国とインドのソフトウェア開発力は無視できないと感じます。私の会社ではインドより中国の方が開発し易いと言ってくれる取引先が多いですね。コスト的にも中国は安価ですし、まだ急激な単価アップになることは経済的にも無いと思います。また、無形資産を扱うIT関係のビジネスでは、設備や在庫という有形の資産が少ないので、政治的なリスクは少ないですからね。政治情勢を気にすることもあまり必要無いと考えています。 「オフショア開発やりますか、それともエンジニア辞めますか」という時が近いかも知れません。 今度、亜細亜大学大学院の教授や現地の技術者を招いて、セミナーをやりますので、是非参加して下さい。 2005年12月21日 大連ソフトウェアパーク22005年12月20日 大連開発プロジェクトメンバー達
回路設計、ファーム開発、アプリ開発と柔軟にこなすメンバーなので、安心して開発を任せられます。今はリさんに主な開発を行ってもらっていますが、パフォーマンスが凄いと当初から感じていました。大連では組織で開発を行っているので、日本のソフトハウスに仕事をお願いして、担当者の都合で開発が遅れたりした時に、会社として対応できないことが多いのですが、大連では会社組織がきっちりしているので、安心して任せられます。 大連の会社は私の会社でもあるので、当たり前なのですが(笑)。 技術レベルも、上級PG、SE、プレーイングマネージャー、特殊研究担当と段階があり、SEが大半という構成なのでSEの上にフォロー体制がまだ2段階あるという余裕の組織構成です。 2005年12月18日 瀋陽の友人
彼は、私が中国に行くきっかけになった人物で、初めて中国に行った時に、瀋陽、大連、北京、上海と主要な都市を案内してくれて、大手ソフトウェア開発会社や国営研究所など、様々な施設の見学をさせてくれました。 彼の奥さんは遼寧省の役人で、色々と中国政府の情報を提供してくれます。 2005年12月12日 大連ソフトウェアパーク第2期工事
2005年12月11日 開発順調ですよ
しかし、中国の優秀なエンジニアの力量には感心するばかりです。オブジェクト指向が徹底しているので、プログラムの構成について説明するのが容易です。また、ハードウェアに関係する制御も回路設計もできるので問題無しです。 このままで日本のエンジニアが中国に太刀打ちできるのか本当に心配です。 2005年12月08日 中日式ソフトウェア開発
2005年12月04日 実機デバッグ
お客様の依頼を含めて、日本から事前準備を指示していましたので、お客様を含めた打合せとデバッグは思った以上に容易に進みました。予定より早く作業は完了したという感じです。 改めて思ったのですが、私が最初に組み込みソフトの開発をお願いしてから、そんなに期間が経っていないのに既にここまで対応できる技術力を習得しているのには驚きでした。単純に技術だけなら数年前に中国のソフト開発技術は日本と同等以上だと思っていましたが、お客様に開発サービスを提供するという部分に関しても日本と同等以上になったように感じました。 お客様にも大変満足して頂き、今後も色々なお仕事のお手伝いをさせて頂けそうです。宜しくお願い致します。 コストは日本の半分以下、仕事は日本以上となると、日本の開発メンバーの存在価値が危ういですね。今後、日本と中国でのスキームをどのように活かせるかが経営者の課題でしょうか。 2005年11月24日 CでC++を実現今回のプロジェクトではUMLを使ますが、C++ではなくC言語でコーディングすることが大きな目標です。 2005年11月23日 デバッグ開始本格的にデバッグ開始。 しかし大連のメンバーは初日からダッシュするので、こちらは大変。 今日は早めに切り上げようと思っていたけど、とんでもない(笑)。 今日はこれ以上書けません、疲れました。 2005年11月20日 組み込みUMLUMLはソフトウェア設計、開発をしている方々は知っていると思いますが、最近色々な書籍も増えてきて、再度見直されているのでしょうか? 既存のシステムとの兼ね合いなどで、全てをUMLで設計し直すということも難しかったり、なかなか有効に使いこなせていないように感じます。 組み込み系のプログラミングではC++ではなく、Cで記述するとい制限があったり(コンパイラの都合などですが)して、オブジェクト指向なのですが、素直にUMLが使えないこともあります。 しかし、ここ最近のデジタル家電製品の開発などでは、機能が多すぎて昔のような状態とトリガによる遷移を網羅するという設計は無理な状態になっていますよね。 品質を上げる上でも評価まで視野に入れた設計が必要ですよね。 今はUMLを設計書として中国のメンバーにモジュールの詳細設計をお願いしています。 今回はビザを取ってないので、最長で15日間の滞在で帰国しないとなりません。 2005年11月17日 デバッグの手配
2005年11月11日 本格的に開発スタート2005年11月06日 中国でのソフトウェア開発 |
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